欧州においてIMESによる屋内測位環境の構築を可能にする法制化が進展

2016年1月21日
 
測位衛星技術株式会社では、日本が政府主導で推進しているみちびき衛星による衛星測位システム構築の一環である、IMESをJAXAと共同開発し、屋内測位のプラットフォームとして全世界に向けた展開を視野に普及活動に務めております。昨年来、欧州においてIMESによる屋内測位環境の構築を可能にする法制化が急速に進展して参りましたので、この度、状況について、ここにご案内をすることにいたしました。

法制化は、欧州郵便電気主管庁(CEPT)の一組織である、ECC(Electronic Communications Committee:欧州電気通信委員会)が推進しています。欧州郵便電気主管庁は、欧州域内の加盟国主管庁間の関係強化や、各主管庁間のサービス及び技術の向上通商、運営、規則及び技術に関する標準化問題への協力を目的として設立された組織です。2014 年10月現在で、欧州48か国が加盟し、ノルウエーを議長国、英国、ポルトガルを副議長国として組織運営されており、ECCでは、電気通信分野の欧州共通政策や規制の推進を行っています。

CEPT加盟48カ国から選出された電気通信分野における経験ある専門技術者が参加しているECCでは、屋内疑似衛星について、まず技術的な実現性を検討し、2009年1月に、ECC Report 128(英語)として制定した上で(2011年9月改定)、2011年5月に、ECC Report 168(英語)で、加盟国の法制化のフレームワークを制定しています。

これを受けて、2016年1月の時点で、15か国が法令化を行い、2か国が法令化することを決定、6か国が法令化しないことを決定しています。

法令化がされている国(15か国)
アンドーラ、オーストリア、デンマーク、エストニア、ドイツ、リヒテンシュタイン、ルクセンブルク、モンテネグロ、ノルウェー、オランダ、スエーデン、セルビア、スロベニア、スイス、イギリス

法令化を決定した国(2か国)
フィンランド、リトアニア

法令化をしない国(6か国)
ブルガリア、クロアチア、ハンガリー、アイルランド、ラトビア、トルコ

詳細については、IMESの欧州における法制化のページに、概要の要約と、ECC Report 168 の日本語訳を掲載いたしましたので、こちらをクリックして是非、ご覧ください。