本ホームページ新コンテンツ、「電波干渉とジャミング対策技術」掲載のお知らせ

2017年5月22日

測位衛星技術株式会社では、この度、本ウェブサイト上のナレッジのコンテンツとして、電波干渉とジャミング対策技術に関する解説を掲載いたしました。

地上から約2万キロ以上の上空を巡回する衛星から放送されているGNSS信号は、-130dB程度の微弱信号ですので、他の電波通信と比較して、GNSS受信機やアンテナは、帯域外、帯域内の他の電波信号からの電波 干渉の影響を受けやすいという特徴があります。そして、近年、問題になってきているのが、隣接帯域の電波のスプリアスによる電波干渉とジャミングです。

帯域内に特定の信号を送信して電波干渉を生じさせて受信妨害を行うジャミングです。携帯電話や探偵追跡 用のGPSデバイスなどや、トラック、タクシーなどの運行管理システムのGPS機能を妨害するために、安価な GPSジャマーが市場に出回ってきているのがその理由です。その多くは帯域内に、固定の周波数で強力な信 号を送信する単純な電波送信機ですが、中には、信号の周波数を定期的に変化させるチャープジャマーと呼 ばれる電波送信機もあります。また、稀なケースですが、電子機器から帯域内で電波ノイズが発生していてジ ャミングと同じ状況を招いている場合もあります。

隣接帯域の電波のスプリアスによる電波干渉は、LTEなどの携帯通信の基地局が原因となり問題となってき ています。電波のスプリアスには、帯域の整数倍の周波数を持つ高調波スプリアスと、電波を送信する機器の CPUクロックやD/Aクロック、電源スイッチングパルスなどのノイズによる非高調波スプリアスがありますが、ここで問題となっているのは、非高調波スプリアスです。ここで、問題を複雑にしているのは、帯域外の電波によ る電波干渉を受けた場合、その原因となる機器や、アンテナの方向にある衛星からの信号にのみ影響を与え ることが多いため、測位はできていても精度が下がっている状況を確認することが難しいという点です。

これらの電波干渉やジャミングへの対策は、高精度測位が可能な一部のメーカーのGNSS受信機にのみ搭載 されており、対策を行った受信機と対策を行っていない受信機を、同一環境に設置して測位を行うことで比較 しないと、問題が発生していることが確認できない場合がほとんどです。

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