航空宇宙向けソリューション

 創業以来、日本発の高精度測位の社会基盤の構築を目指し取り組んできた卓越した技術力

測位衛星技術株式会社測位衛星技術株式会社

航空宇宙向けソリューション

弊社は、創業以来、日本発の高精度測位の社会基盤の構築を目指して、NPO法人「高度測位社会基盤研究フォーラム」の設立や、東京海洋大学の海事交通共同研究センター内の「最先端測位衛星技術研究開発センター」の設立、JAXAとの屋内測位システムの共同開発などに取り組み、卓越した技術力を蓄積して参りました。航空宇宙分野についても長年の実績があります。中でも、QZS衛星独自のLEX信号対応のマルチ衛星対応GNSS受信機のジャバッドGNSS社との共同開発、そしてみちびき衛星の地上モニタリングシステムへのマルチ衛星対応GNSS受信機の提供は、大きくこの分野に貢献しています。

航空向けソリューション

SBAS向けソリューション
航空分野において、日本のSBAS(静止衛星型衛星航法補強システム – GNSSにおける補強衛星群- )であるMSAS(運輸多目的衛星用衛星航法補強システム)は、国際民間航空の国連機関であるICAO(国際民間航空機関)により、米国のWAASや欧州のEGNOSと共に、GNSSによる航法システムの基準に定められています。
GNSS
SBASでは、GNSSを単独で利用した場合に確保できない航空機の航行に必要な高い安全性と信頼性について、4つの要件が規定されています。

1. 精度(Accuracy)

位置誤差(予測値ー真値)が95%以上の確率で収まる値として規定

2. 完全性(Integrity)
一定の時間内で正確な情報が提供される確率として規定

 異常が発生してから警報を発するまでの最大許容時間として規定

3. サービスの継続性(Continuity of Service)
一定の時間内でサービスの中断が生じない確率として規定

4. 利用可能性(Availability)
信頼可能な航法を利用できる時間の割合として規定

そして、これらの要件を満たすために、SBASのシステムには以下の機能が搭載されています。

1. 基本ディファレンシャル補正 (Accuracy)
GPS衛星の位置誤差及び時計誤差(短・長期)を送信

2. 精密ディファレンシャル補正 (Accuracy)
電離層補正量を送信

3. 完全性 (Integrity)
GPS衛星の状態を診断し、送信

4. レンジング (Availability)
SBAS衛星からの擬似距離信号を提供

さて、準天頂衛星システムについては、ひまわり衛星を利用したMSASと同様に、これらの機能を提供するためにSBASシステムとしてL1-S信号が配信される計画です。弊社では、航空分野にとってSBASシステムの開発や運用にとって有用な補正情報のシミュレーションソフトウエアや補正情報データのリアルタイム監視・分析ソフトを提供しています。Galileo衛星プロジェクトで長年の開発実績のあるチェコ共和国のイグアス ソフトウエア システムズのソリューションは、欧州のSBASであるEGNOSの信号品質の確保のために利用されています。イグアス ソフトウエア システムズのソリューションについての詳しい情報は、こちらをご覧ください

UAV向けソリューション
近年、続々と産業用の製品が市場に投入されている無人ヘリコプタやドローンなどのUAV分野においては、挙動の安定化制御と、GNSSを利用したオートパイロット機能が重要となっています。弊社では、これらの用途に最適なGNSS受信機や航空用アンテナ、GNSS+IMUハイブリッドセンサ、IMU単体製品を提供しています。とりわけ、この分野では、航空撮影による3Dマッピングの需要も高まっています。3DマッピングはLiDARとGNSS+IMUハイブリッドセンサを組み合わせたシステムが一般的になってきています。

UAV向け製品ブランドと製品群

ブランド 製品群
アイマー IMU製品、GNSS+IMUハイブリッド受信機
KVH IMU製品、GNSS+IMUハイブリッド受信機
セプテントリオ GNSS受信機、アンテナ、TerraStarサービス、UAV向けOEMボード
ジャバッド GNSS受信機、アンテナ、IMUオプション

宇宙向けソリューション

準天頂衛星向けソリューション
衛星測位システムは、一般に測位用の信号を送信する衛星(宇宙部分)と、衛星を地上から運用管理する管制局(地上部分)、利用者側で測位用信号を受信して測位計算を行う受信機(利用者)の 3 つの部分で構成されています。現在、日本独自の衛星測位システムである準天頂衛星システムの整備が着々と進んでいますが、3つの部分のさまざまな開発工程において、弊社が提供する、GNSSシミュレータや、RFレコーダ、GNSS受信機などの製品が利用されています。とりわけ、1. マスターコントロール局、2. 追跡管制局、3. モニタ局の3つの部分で構成されている地上部分では、電波干渉やジャミングから影響を受けにくくクリアな信号を的確に処理可能な高性能なGNSS受信機が不可欠です。
QZSS
準天頂衛星システムのセンター局としてJAXA筑波宇宙センターに設置されている、マスターコントロール局には、おもに3つの役割があります。1. 準天頂衛星の状態監視とコントロール、2. 衛星軌道や測位誤差情報の生成、3. 衛星からの測位信号の検証と品質確保です。3番目の目的のためには、高性能なGNSS受信機がなくてはならない存在です。そして、国内外の9拠点に設置されているモニタ局では、衛星軌道や時刻を設定するために、衛星からの測位信号を受信し収集しています。同時に、信号品質の検証も行っています。

弊社では、マスターコントロール局とモニタ局向けに、NASAのJPL(ジェット推進研究所)が、GDPSによるPPP補強データの生成のためにモニタリング局で利用されているジャバットのGNSS受信機を提供しています。ジャバットのGNSS受信機についての詳しい情報は、こちらをご覧ください

また、利用者側においては、今後、QZSを本格的に利用していくためには、L6信号により補強情報が送信される独自の高精度測位サービスである、MADOCAやCLASに対応したGNSS受信機が必要になります。弊社では、目下、セプテントリオのGNSS受信機を弊社に設置して、実信号を受信し遠隔にある開発拠点に信号データを送信することでセプテントリオのGNSS受信機のL6信号対応機能開発にメーカーと共同で取り組んでいます。セプテントリオのGNSS受信機についての詳しい情報は、こちらをご覧ください

衛星システム向けソリューション
近年、民間格安ロケットが登場したことで、民間企業や大学、研究機関がベンチャービジネスとして小型衛星を打ち上げることが可能になりました。小型衛星の軌道の監視・制御には、内蔵のGNSS受信機と、IMUに加えて衛星通信機能が不可欠です。GNSS受信機についての詳しい情報は、こちらをご覧ください。また、IMUやジャイロについての詳しい情報は、こちらをご覧ください。衛星通信機器については、小型衛星に限らずすべての衛星の管理や制御や、商用の通信衛星、放送衛星の利用のために必要となるデータのアップリンク、ダウンリンクやデジタル放送信号のモジュレーションが可能な製品を提供しています。衛星通信機器についての詳しい内容は、こちらをご覧ください